黒人の街ハーレムの最深部にあるこのジャズバーは、何とも言えぬ雰囲気を残す私のお気に入りの店である。バーの女主人によれば、最近は火曜日が凄いということだったので、火曜日に満を持して潜入。
演奏は黒人の大男がリードボーカルを務め、ジャズバー付きのバンドがバックを固める布陣。このバックバンドのテクニックがなかなかに見事なもので、キーボードはリリカルなメロディで、バスは野太い音の早弾きで、ドラムスは軽快なリズムで魅せてくれる。
このジャズバーは演奏をしっかり聴きたい客は前方に陣取って耳を澄ませているが、地元の社交を楽しむ奴らは後ろのバー・カウンターでなにやらがやがやと騒いでいるといった具合だが、その雰囲気が私をとても自由にしてくれる。演奏の質も勿論高い。
ボーカルのお兄さんはテクニック的には未完成で、というよりもあまりにも荒削りであったが、身体が大きくてもの凄い迫力だった。途中から売り出し中の新人である妹も参戦したが、彼女はまだカラオケレベルであった…苦笑
ま、そんな半アマチュアっぽいのもこのバーの良さだと思います。NYCに来たら是非おすすめ出来るジャズスポットの一つです。
追記。
6/15に行った時の記録
知人のコンサートに集まったメンバーでご飯を食べていて、話が盛り上がりいきなりハーレムのジャズバーに潜入してみることに。こんな奥まったハーレムまで来たことが無かったのでやや緊張。
バーの雰囲気は最高。ロウアー・マンハッタンのジャズバーは親密な中にも緊張があって、全員が音楽を聴いているが、ここではもっとフランクに、社交を楽しむ人とマジで聴いている人がごちゃっと入り交じっていて良い。
この日のサックス・プレイヤーは素晴らしいテクニックで、どんなにノリノリで吹いていても、手首のポジションが全くぶれない。いい音が出る。凄いぜ兄貴。
ここは飛び入り歓迎なので、地元のアマチュアがソロを吹きにきていて、日本人らしきおじさんもいた。みんな緊張して、自分の順番が来るまでずっと練習してイメージトレーニングしているのを見ると、思わず応援したくなってしまう。
2009年09月29日
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