2009年11月25日

マリアーニ @ Zinc Bar

Zinc Barというバーはうちの大学のすぐ側にあって、ラテンジャズ専門バーとしてそれなりに有名なバー。常日頃から行ってみたいと思っていたが、いつ行っても演奏が…まぁまぁで、近場の他のジャズバーに比べるとイマイチありがたみがなく、この時はこのバーについての自分の中での論争に決着を付けようと、かなり吟味した上で出かけました。

しかし、結論から申し上げますとやはりこのバーはイマイチ…ということになりました。何がまずいって演奏者じゃないんです。客なんです。お客さんにカップルがかなり多く、演奏の質云々よりも、ロマンティックな雰囲気でイチャイチャしたいという感じなんですね。それを演奏者も如実に感じていて、「まぁこんな感じでいいだろう」ってな具合でconventionalな演奏に終始していて、そうなるとJazzに不可欠な緊張感なんてどこへやら…

ギタリストの腕前自体は悪くないはずだし、他のバックバンドも下手じゃないけど、一緒に練習していないのは丸わかりだし、Vocalのマリアーニさんはむしろアイドルっぽい。うーん、残念です。
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追悼:Michael Jackson

私がNYCに来てからどれだけの多くの人が世界中で亡くなっただろうか。しかしこのMichael Jacksonの死ほど世界中の人に衝撃を与えたものはあるまい。

Jackson 5としてデビューした70年代、華麗に大人のアーティストとして栄光を極めた80年代、デンジャラスを皮切りにさらに進化すると思われつつ、スキャンダルに見舞われた90年代、音楽活動がほとんどなく、不遇だった00年代。しかしどの年代においても抜群の存在感があった。80年代のWe are the world、95年のMTV Live、00年代のブリトニーとの競演など、印象に残るパフォーマンスも多い。

NYCでのライブや、TV showを見ていると、良くMichaelのモノマネさんが出てくる。「こんな所にいるはずもないのに…」と思いつつ、アメリカの人々は彼の華やかな復活を心待ちにしていたのだ。

彼の死からもう随分が経った。今でも雑誌の表紙には彼の顔が溢れ、街を流す車からの彼の曲が、タイムズ・スクエアの露店には彼のグッズが、Jazz Barでは彼のリズムが溢れている。勿論、This is itも連日盛況だ。

しかし、彼のイメージでどれほどに街が溢れようとも、彼はもういない。ご冥福をお祈りしたい。

Rest in Peace, Michael.
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James Carter Trio @ Blue Note 2009/5/8

Sax James Carter
Organ John Medeski
guitar Adam Rogers

この日は、ジェームズ・カーターが好きだからというだけではなく、John Medski (@ Martin, Medski & Wood)がバックを務めると知ったからだ。

ジェームズ・カーターは時代の反逆児的な印象が元々あったので、どんな演奏をするのだろうと思っていたが、意外にも正統でクラシックなレパートリー、メロディを大事にして演奏していたのでまず驚いた。

が、勿論それをそのままに演奏するのではなく、そうしたModern Jazzの幸せな(予定調和的な)世界を切り出す様に(丁度クラシックにおいて和声を不協和音が切り裂く様に)フリージャズ・スタイルのソロ・インプロビゼーションが割り込んでくる。その感覚が、軽くてお洒落というよりも、時代を背負った重たい感じなのが、熱い。

途中で一曲、本当にクラシックな名曲を外連味なく演奏したが、本当に巧い人が簡単な曲を丁寧に余裕を持って吹くと本当に凄い。

ちなみに演奏後の挨拶などは丁寧そのもので礼儀正しく、好印象。イタズラは好きそうだったけど、立派な人だなぁ…と感心しきりでした。
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Mike Stern @ The 55 Bar 2009/6/1

Mike Stern...Guitar
Tom Kennedy...Bass
Lionel "King" Cordew...Drums

NYCに友人がやってきて、実はギターが大好きな人であったから、それじゃあ一緒に行こうかという話になって、Mike Stern @ The 55 Barへ。

良い演奏は何度聞いても良いものだが、この日のバック・バンドはTom KennedyとLionel "King" Cordew。少しエレクトロニックな感じが前回と違って楽しかった。

何度か聞くと分かるが、Setlistやライブの流れはとても似ていて、基本的にはそんなに多くないレパートリーから曲を選んでいるが、毎回毎回メンバーによって、全く違うと言って良いほどいにアレンジが違う。

一人のアーティストにはまって段々マニアックになってくると、そのアレンジの違いを楽しめる様になってくる訳です。苦笑
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Diana Krall @ Carnegie Hall 2009/7/23

改装前の最後のカーネギー参り。これでカサンドラ・ウィルソンに続いて、大物ジャズシンガーは二人目である。

会場は流石に熱気に溢れており、本人登場で盛り上がりまくり。出だしの「ワン・ツー・スリー・フォー」のカウントが格好良すぎる。

名曲"The Look of Love"も演奏されたし、僕はとりあえず大満足。彼女の声は本当に良く響く綺麗な声だ。エルビス・コステロが思わず惚れてしまうのも無理はないか…

近年のJazzは原点回帰というべきか、Jazz(と、その生みの親であるアメリカ)が一番幸せだった時代である禁酒法時代から戦後(20's-50's)までのスタイルを踏襲していることが多い。ダイアナ・クラールもそうした意味では王道なのだが、彼女の魅力はそのカリスマと、良く響く中音階。あの声はやはり唯一無二だと思います。
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11/1-22

11/1日。

前日雨に打たれたせいで体調優れず。しかしそうも言っていられないので、洗濯したり勉強したり。

夕方から出陣。友人の友人が働いているグリニッジ・グリル(77点/72点by 連れ合い)にて連れ合い含めて四人で晩ご飯。日本風の味付けのイタリアンでサービスも良し。お話も楽しんで素敵な夜になりました。

2日。

午前中から買い物に奔走。つらつら買い物して帰宅。連れ合いとその友人が来てサムギョプサル作って食べていた。おいらも少し食べた。

夕方から体調悪化。動けなくなって一日終了。

3日。

体調いよいよ悪く、研究トークのお約束と、セミナーへの出席を取りやめ。一日中家で寝ていました。

4日。

体調不良が依然続いて午前中は機能せず。午後も少し経ってからカフェまで移動して一応お勉強。

スーパーマーケットに酔って買い物して帰宅。それから準備を整えてオペラへ。

セビリアの理髪師はコメディ的でとても楽しかったが、ノイズ出し過ぎの観客が終わってゐた。

帰宅するとすっかり深夜。寝る。

5日。

午前中一生懸命リーディングを読んでからコロキウムへ。

ネーゲルの発表は少し話が大きくて繊細さに欠けていた様に思う。だが質問の中にはちょっと的はずれなものもあって残念。

夜はユニオン・スクエアのバーンズ&ノーブルで開かれたポール・オースターの講演会&サイン会へ。無事にサインをゲット!(うちの連れ合いが)

6日。

ニューヨーク・ヤンキースの優勝パレードがあるというので朝からマンハッタン最南端へ。

パレードは結局みれずしまいであったものの、その足でチャイナ・タウンにあるJoe's Shanghaiへ。小龍包が美味しいと聞いていたが、味が濃くて繊細さに欠けた…一応水準以上だが。(72点)

その後Century 21にて買い物してから、金曜夜のMOMAへ。もう随分来ているので常設展はほとんどすべて憶えてしまった。今回は過去の作品群を美術館で見られるようになってから、美術は(あるいは芸術制作は)いかに変わったのか、ということを考えながら見てみました。

7日。

午前中はゆったり目のスタート。

午後からブルックリン・ミュージアムにて展覧会を見に行く。丁度第一土曜日はタダということらしく。

プロスペクト・パークの良さには本当に感動したが、特別展のロックについての展示も良かった。

もっとゆっくり見たかったが時間になってしまいギブアップ。夜は一週間遅れのハロウィン・パーティ。友人宅のホーム・パーティは楽しく過ごせました。

8日。

本当は友人達とクロイスターズに行くはずだったが、体調不良の為に断念。残念。

代わりに地元にあるお気に入りのチベット料理屋でカレーを食べ(激しく旨い)、スーパーで買い物などをして過ごす。

夜は人生の念願の一つだった、ブルース・スプリングスティーンのライブ@Madison Square Garden。コンサートはみっちり三時間以上ぶっ続けの濃さで、観客の盛り上がりも最高。すんごいコンサートでした、熱い。

9日。

午前中からお勉強、夕方の研究会の為に頑張る。

ところが教室に行ってみると、みんな風邪の為に中止という話に…土曜日のパーティがどうやら行けなかったらしい。

その後リンカーンセンターにてベルリオーズ『ファウストの劫罰』。もしかすると今までで一番凄いオペラだったかも知れない。いや、本当にこの美術は凄い。

10日。

家に友人を招待するはずだったが、思いの外遅く起きてしまって慌てる。が、その友人が風邪によって来れなくなって一安心。のんびりライフに転換。

スーパーで買い物したりしつつ、お勉強して暮らす。地元の生活は本当に心地よい。バランスがとれていて、本当にリラックス出来た一日でした。最高!!

11日。

連れ合いが友人と約束をしていたがそれが急にキャンセルになってしまった為にかり出されることに。ブライアント・パークの出店を冷やかしながらカフェで勉強。(Duke Cafe 72点)思いの外リーズナブルなお店でした。

夜帰宅。家で冬休みの予定を立てつつお勉強。

12日。

午前中は寝てしまう。昨晩遅かった。

午後から連れ合いの友人が来て、家で遊んでいる。それを僕は横目でみながら出発。

大学のコロキウムに参加。充実した議論だった。来年の手帳を買ってみたりする。

その後、連れ合いとその友人に合流し、帰宅。夕飯を作って食べる。僕はその後一人で本を読みながらブラームスを聞く。明日が楽しみだ。

13日。

昼から友人と約束があったが、相手の都合で急遽キャンセルになって時間が宙に浮く。ボーダーズで本を物色し、MOMAの新企画展、"Bauhaus"を見てから、アメリカン・フォーク・アート美術館へ。トーマス・チェンバースという、Wikipedia英語版でも名前のないマニアックな画家の特集だったが、意外に楽しめた。

夜はカーネギーホールでラトル&ベルリン・フィルのブラームスを聞く。途中にシェーンベルクを挟んだが、それも含めて彼らしい演奏だったと思う。

14日。

一日なんとなく憂鬱に過ぎる。夜はサルサを踊って疲れる。ここのバーは結構良かった。(IGUANA:77点)

15日。

クロイスターズに行くはずが行動力低下により不能に。代わりにセントラルパークを散歩。晩秋のセントラル・パークは本当に素敵です。

夕方は五番街でウィンドウ・ショッピング@サックス・フィフス。

夜はブルーノートでソフィー・ミルマンを聞く。中々素晴らしい。

勢いに乗ってZinc Barに行ってみるが、こちらは(やはり)不発。

16日。

昨晩隣がうるさくて眠れない。よって起きれない。

午後から勉強して大学へ。大学に着いた頃にまたもリーディング・グループ中止の連絡が…くうぅ。

仕方ないので友人たちとビールを飲みにハウストンSt.近くのパブ(85点!)へ。大変にすばらしいパブで大満足。

帰ったら疲れて寝てしまいましたー^^

17日。

遂に期待に胸膨らませていたクロイスターズに行くことに。電車で一時間と少し揺られて到着。

190St.の駅から公園を散歩してブラブラ。クロイスターズでは入場料をケチりつつ、鑑賞。かなり素敵な美術館。しかも好みの中世美術のコレクションなので大変にうれしい。すっかり堪能。

帰りは77thのShake Shackに寄って帰宅。スーパーで買い物したら疲れてお休みモード。

18日。

連れ合いの予定が急にキャンセルになったので一緒にカフェで勉強することに。チェルシーのカフェ・グランピーに突入。二度目だが、やはり大変においしい。

夕方までカフェでお勉強した後、コロンバス・サークルのホール・フード・マーケットに移動して晩御飯。そしてさらにお勉強。

夜はリンカーン・センターにてMet Opera "Turandot"を聴く。なんとすぐ近くに友人とそのご両親を発見。ご挨拶。演奏も素晴らしかったが、ご両親の品の良さにも驚いた。

19日。

午前中はゆっくり目のスタート。午後からメールをさばくのに恐ろしく忙しくなってバタバタ。結局チケット・オフィスに行ってチケットを買ったりしているうちに時間が経過。公共図書館の利用登録や大学図書館の利用手続きをして時間を食う。コロキウムはお休みすることに。

夜、54thのスターバックスで連れ合いと待ち合わせて見ると、うちのは二人の友達も連れている。なんと三人でサルサの練習をしたという…

そのままその四人組でリンカーン・センターのAtrium完成記念イベントでタダのCuban Jazzを聴いて楽しむ。で、帰宅。疲れたー

20日。

午前中からコロキウムに行こうかと思っていたが、昨夜思いのほか忙しかったせいか起きれず。余裕をもって午後からの参戦。

研究会は東海岸の有名大学のメジャーな先生が一同に会する豪華なものだった。で、流石に面白い研究が多くて楽しい。レセプションにはゆっくりいたかったが、時間がないのでSneak out。

18時からThe 55 BarにてTessa Souterを聴く。念願かなって素晴らしかった。その後、ダウンタウンのメキシコ料理屋(La Barra ... 72点)に行って、友人の誕生祝い。楽しい。そして二次会はお気に入りのBeer Pub。ビールがおいしくて大満足。

21日。

午後からうちの連れ合いがモデル役をした写真企画のScreeningがあったので一緒に見に行く。写真を撮ってくれたうちの連れ合いの友人とそのお兄さんも一緒。アメリカの末端のout reach活動を見れたのは良かった。そのまま、美術館見学と公園の散歩をしてから一度帰宅。

家では掃除洗濯をして、着替えてから再度出発。

いつものBar IGUANAでサルサレッスン。段々うまくなって来ているらしいが、自分では分からない…ま、いつも通りに時間練習しました。今回は件の連れ合いの友人のお兄さんとそのポーランド人の友人も一緒。最後まで一杯楽しみました。

22日。

午前中からフリック・コレクションに行くつもりであったが、昨日帰宅が二時半だったので動けず…

かわりにスーパーマーケットで食材を買ってお料理。パーティの準備。

すべての料理が終わったところで出発。ロウアー・イースト・サイドでカッツ・デリカテッセン(74点)に突入し、大変おいしい(そして昔は安かったであろう)パストラミ・サンドなどを食べ、その後友人宅に突入。友人宅では連れ合いと私を含めて3組のカップルでだらだらお話。

帰りに2av.St付近の24時間カフェ(70点)で軽くコーヒーを飲んで帰宅。
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10月中の日記。

10/12

午前中はゆったり目の開始。午後から連れ合いのLanguage Partner、それからのその友人たち(日本人夫婦)が来たので地元の韓国料理屋で昼食をご一緒。

連れ合いはそのまま珈琲を飲みに行ったが、私はそのまま大学へ。研究会参加。スピノザなんて読むのは超久しぶりだったけど、レオ・シュトラウス、バリバール、ドゥルーズ、なんか追っかけつつ再読するのも結構楽しい。

13日。

午前中起きてから火の出る勢いでお勉強。丁度寒波がやってきて外にでて見ると寒くてかなわない。もう気温は一桁です。

何とか形にしてゼミに出席。ゼミではかなり考えさせられるテーマが出てきた(と思った)が、ネーゲルは否定的で、これには少し驚いた。但し最終的な結論には僕も同意なんだが。

夜は少し連れ合いと買い物してから帰宅。

14日。

今日こそはゆっくりしてやろうということで少しゆっくり眠る。

午後から連れ合いがお弁当を持って出かける。私は家で留守番を仰せつかる。

家でワールドカップの最終予選を見つつお勉強。しかし集中できず。とりわけアルゼンチン対ウルグアイ戦は白熱の展開。考えさせられることの多い試合だった。

夜は連れ合いが少しトラブってやや焦るが、問題なし。買い物&選択で一日終了。

15日。

午前中はラストスパートでリーディングを読む。そしてコロキウム参加。ど真ん中の研究だが、他人(しかも自分より優秀な人)がやっているのを見ると、アラというか、この研究プロジェクトをアカデミックに語ることの困難さが良く見えてくる。うーん、そもそも馴染みにくい問いなんだろうか。

夜は旧寮友と再会。小一時間語った後にカーネギーでハイドンのオラトリオ"The Seasons"を聞く。ガーディナー格好良いぜ!

帰り、この秋初めての雪を見る。

16日。

早朝JFKよりバッファロー国際空港へ出発。眠い。午前中にバッファロー国際空港に到着。バスがないのでタクって滝の前へ。

天気は生憎の曇りだったが、ゴート島を散策。滝のデカさにびびる。(高所恐怖症)その後人生初の徒歩による国境越え(U.S. & Canada)を果たし、ホテル到着。

晩ご飯をアウトバックで食べる。まずい。ちなみにこれも人生初。

17日。

天気は前日よりも随分と良い。午前中から滝の真下に行って見たり、遊覧船に乗ってみたり、谷(というか秘境)をケーブルカーで渡ってみたり、川瀬を歩いてみたりする。かなり楽しいがかなり疲れる。

飯は至ってまずい。朝も昼も最悪だったので、夜はいっそのことバーガーキングで済ます。ここが一番旨かった。残念ながら。

18日。

午前中は少し早めに起きて朝焼けの中散策。

Thank God It's Fridayでご飯を食べる。これまたまずい。これも人生初。仕方ないのでサブウェイでサンドイッチを買う。これも人生初。

天気が最高なのでのんびり散策しつつアメリカ側へ。風の洞窟という名前の最高難度(!?)の観光スポットに挑戦。滝の真下を歩き回って上から下までびしょぬれ。

乾かしがれたゴート島を探索。おいしいハンバーガーを食べて(Red Coach Inn:82点)空港へ。帰宅。

19日。

ナイアガラの滝から帰って一晩明けてお疲れモード。

家でぐだぐだ家事をして過ごす。連れ合いは元気にクーパー・ヒューイットに遊びに行った。

午後は買い物したりして過ごす。夜は冬休みの旅行の話で盛り上がる。ちなみに勉強はあまり進まなかった…

20日。

午前中連れ合いが少し体調を悪くしていたのでチゲを作ってみたりする。

午後から大学へ。お勉強。そのままネーゲルの授業へ。リーディングにそもそもの限界のあったせいか、議論は若干散漫。

授業後はカーネギーホールへ。エマ・カークビーのコンサート。コンサートはとっても素敵で大感動!NYに来て一番感動したコンサートだったかも。

それはそうと地下鉄で嫌なものを見てしまった。アジア人の男の子が、少し酔っている様に見えたのだが、それを取り調べる警官が暴行すれすれの職質をしていた。うーむぅ。

21日。

連れ合いは体調不良を押して友人に会いに行くので少し不安になる。でもなんとか帰って来たので一安心。僕はスーパーで買い物して、家で研究してのんびり生活。研究はもの凄くはかどったとは言えなかったけど、充実はしていたと思う。

22日。

早めに家をでて、大学でお勉強。

コロキウムは学期で一番おいらの研究に関係なく、くみ取れる部分は多々あったものの、イマイチ単調な感じ…

終わってからすぐに家に帰って…と思ったが友人と遭遇してミッドタウンでお茶のみ話を一時間半。で、帰宅。

深夜にスーパーマーケットに買い物行って見たりもする。

23日。

午前中はリーディングのラストスパート。午後からリーディング・グループ。せっせと読んでいったが議論には上手く入り込めず。でもみんなノリノリで面白かった。三時間半ノンストップで議論したらへろへろ。

そのままコリアン・タウンで友人達と連れ合いの計4人でご飯。美味しくスンドゥブを食べる。

で、帰宅。いやー疲れました。

24日。

連れ合いの体調が悪いのを少し心配しながら過ごす一日。

夜、少し良くなってきたので散歩がてら隣町のタイ・レストラン(シープラパイ:78点)へ。旨かったが世間でいうほど旨かったかは疑問。

夜中、小腹が空いてどうしても眠れなかったのでヘウンデへ。ブテチゲ食べたら良く眠れました。

25日。

朝一番のバスでボストンへ。ボストンでは、Au Bon Pain(75点:かなり旨い)を食べた後、ボストン・コモンスタートのフリーダム・トレイルを散策。教会見学など楽しい時間を過ごす。

夜は十年来(もうそんなか!)の友人O氏と会ってオイスター・バー(Union Oyster House:80点)へ。うまいが日本の牡蠣の方が美味しくないか?ロブスターは予想通り。でもとっても素敵なお店でした。

26日。

朝は連れ合いの調子をみながらゆっくり目のスタート。Museum of Fine Artsを敢えて見ずに、その裏手の公園や、近くのノース・イースタン大学のキャンパスなどでごろごろ。

その後クインシー・マーケットでクラムチャウダーとピザを食す。(65点)スープストックの方がうまいが…やはりちゃんとしたお店にいかねば真価は分かりませぬ。

その後ケンブリッジに移動。ハーバード大学を見て回る。一通り見て散策してから、学生の行きそうなハンバーガー屋(55点)でハンバーガー食べてバスでNYCに戻る。

27日。

昼過ぎに家を出て、午後友人に大学で会う。研究の話をざっくばらんにする。ハーバマスとか、バトラーとか、スピノザとか…

その後研究会。韓国の売春婦街についての発表。好意的に受け止めたが、理論的な整理が曖昧としていたので少し喉に骨がつっかえた様。

香港人の発表者とレセプションで話したが、思ったほどの収穫はなく。うーん。

帰りはこっそりサイゴン・グリルで食べる。まぁこんなもんだったか。何度も行くと感動が薄い。

28日。

朝はゆっくり目に起きて、大学近くで友人達と集合。

イーストビレッジにある牛角に潜入。ランチを食べる。まぁまぁうんまい。肉の安い国で食べると妙に割高感のある価格設定だが、ランチは文句なく安い。(70+1点)

そこでだらだらお話して、その後Think Coffeeへ移動。さらに話した後解散。

夜はハロウィン・パーティの準備で歩き回る。

29日。

コロキウムに出席せねばならなかったが、色々バタバタしているうちに時間が過ぎ、直前になってしまう。コロキウム自体には間に合ったもののディスカッションの感触はイマイチかな…

夜はコロンバス・サークルで連れ合いと待ち合わせて、リンカーン・センターへ。Met Opera、アイーダを鑑賞。

人生初めて、結構良い席でオペラを見たが、近くで見るとマジで凄い。大感動でありました。

30日。

前日は連れ合いの誕生日だったのにゆっくり食事も出来なかったので、昼にブルックリンにあるピーター・ルーガーというステーキハウスへ行く。うんまい(85点)ま、超有名な店ですが、一応制覇ということで。

その後ミッドタウンで買い物して帰宅。ハロウィンの準備を整えてから出立。

その日紹介してもらった友人宅で休憩してからパーティへ。楽しく遊ぶ。で、帰宅。あー疲れた。

31日。

午前中は死んでいました。

午後、急に連絡の来た旧寮友とユニオン・スクエアで再会…のはずがSubway止まって30分の遅刻。Irving Placeの素敵なカフェで珈琲飲んでおしゃべりしました。(75点)

その後、ハロウィンパレードの見物に行こうとしましたが、雨が降ってきて大変…結構な苦労でしたが、連れ合いの友人達と合流して夜中まで楽しく遊びました。@Cafe Noir(75点)
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2009年11月20日

Puccini Turandot 2009/11/18 @ The Metropolitan Opera House

Puccini Turandot 2009/11/18 @ The Metropolitan Opera House

Conductor: Andris Nelsons

Turandot: Maria Guleghina
Liu: Marina Poplavskaya
Calaf: Frank Porretta
Timur: Samuel Ramey

・成り立ち
プッチーニの代表作として、日本では諸般の事情もあってか、大変に有名なこのオペラだが、このオペラがプッチーニの遺作であり、また未完部分を補筆する際に激しい駆け引きがあったことはあまり知られていないように思う。

プッチーニは最終幕である第三幕半ば(Liuの死)までは作曲したが、そこで癌を患ってなくなり、そこから愛の成就、大円団と続く場面についてはメモを残した程度であった。その残りの部分を誰に委嘱するかをめぐって、プッチーニの息子と、初演の指揮を務めることが決まっていたトスカニーニが激しくぶつかり、結局補筆の人選自体はプッチーニの息子の意見が通るものの、スカラ座で行われた1926年の初演でトスカニーニは、前述のLiuの死の場面で演奏を打ち切り、「ここでマエストロは死にました」と客席に向かって語ると指揮をやめ、幕を閉じてしまった。その次の日の演奏では最後まで演奏しきったものの、補筆部分を大幅にカットして概略のみしか演奏しなかったという。しかし、それが結局このオペラの標準的な演奏となって、現在でもそのスコアを元に上演されることが殆どである。

・曲のストーリーと見せ場
オペラの舞台は中国の北京。トゥーランドット姫は絶世の美女と謳われたが、彼女への求婚は王族ならば誰でも出来るが、彼女の出題する三つのなぞなぞを解けなければ殺されてしまうという厳しいルールがあった。主人公は父親とその介護をするリウの制止を振り切って三つのなぞなぞに挑戦し、見事にそのなぞなぞを解くが、トゥーランドット姫が狼狽しているのを見て、自分の名前を言い当てることが出来たのならば自分を殺してもかまわないと告げる。姫はリウを激しく拷問し、主人公の名前を聞き出そうとするが、リウは自分の慕う主人公の命を助け、その願いをかなえるために拷問に耐え、最後には自刃して果てる。朝を迎え茫然自失の姫に主人公は口付けをする。その口付けによって恨みから解き放たれ、人間らしい心を取り戻した姫は、主人公の名前を知ったにも関わらずそれを皇帝には告げず、代わりに「彼の名前は愛」であると叫ぶ。そしてそれと共に暗かった中国には光が訪れ、大円団を迎える。

見せ場は、第一幕終わりの、主人公があらゆる制止を振り切って銅鑼を自ら打ち鳴らし、運命の扉を開けてなぞなぞに挑戦すべく宮殿に入る場面、第二幕最初の三人の役人(Ping, Pong, Pang)のいかにも中国的なメロディの三重唱、そして第三幕最初の主人公のアリア、Liuの死のアリア辺りであろうか。本来のプッチーニの構想ならば、ラストシーンは華やかな姫と主人公のデュエットとなるはずであったが、前述の理由から主人公の簡単なアリアで終幕を迎えるので、そこがやはり残念といえば残念である。

曲もアリアも大変に有名で、一度は耳にしたことがあるものばかりだが、とりわけ歌手にとっては難曲揃いのオペラであるといえる。特に女性は、高音域の連続音が多く、しかも人間心理の内面がストーリーの主題なので強弱をつけて心情豊かに歌うことが要求されるという点で至難であると言えよう。しかし、この日のソリスト陣は見事に期待に応えた。特にこれがMetデビューであったテノールのフランク・ポレッタは第三幕の最初のアリアを熱唱して、オーケストラの演奏が中断するほどの大喝采を浴びていた。Liu役を務めたポプラフスカヤも圧倒的な声量、高音域の安定性、魅力的な声色で聴衆を魅了したが、演技の点でほんの少しだけ成長の余地を残していた。(そのことはまったく減点にならないほどに素晴らしかったのだが)トゥーランドット役のグレグヒーナはより完成された歌手で、高音域での技巧と、それに裏打ちされた感情表現の繊細さで圧倒的な力量を見せた。

・全体の感想
このオペラは私自身、長年見ることを夢見ていたものだったので、大変に感動が大きく、特に第一幕の終わり、主人公が自ら運命の扉を開けるという下りでは鳥肌がたってしまった。ストーリーは現代的な「自らの運命を自らが決定する」というテーマと、「恋愛の成就にはいかなる犠牲も軽い」という後期ルネサンス的倒錯、さらに「口付けが心を溶かす」というロマンチックな含意まで含まれた複雑なものであるが、その中でも、「物語の始まりを物語の作中人物が決める」ということのドラマチックさは言葉に尽くせぬ重みがある。プッチーニがオペラの全盛を作ったといえるのも、こうした人間の内面のドラマに、歌手とその歌詞にオペラの中心を持ってくることに遂に成功したからだといえよう。ナレーション、ストーリー進行の技術的問題をレチタティーボで解決して以来、オペラは長い物語に耐えうるものに成長したが、それが遂にレチタティーボをまったく必要としないくらいに練られた脚本と、その脚本を表現しきれる作曲技法によって総合芸術にまで高められたのは、プッチーニにおいてであると言ってよいと思う。

舞台芸術も、そうした人間のドラマを阻害しないように、華やかではありつつも奇をてらいすぎないスタンダードな演出となっており、好感が持てた。ともかく一度は劇場で見ておいて損はないオペラであるといえよう。
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2009年11月17日

2009/7/6 NYヤンキース対Tブルージェイズ@ヤンキースタジアム

松井秀喜選手がいることもあってか、日本(語)でも比較的ニューヨークヤンキースのニュースソースは豊富なのではないかと思うが、NYCでは本当にユニフォームを着て街を闊歩している人が多い。

そして、新スタジアムが出来たせいなのか、デイゲームなのに凄い混雑振りでした。人ごみが好きな人は誰もいないと思うけど、本当に辟易してしまった…

演出(ファン・サービス)的にはNBA程には作りこまれておらず、素朴な感じがするのが「まだしも」好印象ではありましたが、やはりアメリカ的なショービジネスは僕の肌には合わないようです。

試合は名投手ペティットがピリッとせず、どちらかといえばグダグダの展開。但しホームランが飛び出したりするという意味で、見た目は派手でしたが。

しかし売り子のコーラが一本五ドルってどうよ!?高い。いくらなんでも高い。

一応松井も、Aロッドも、ジーターも、ポサダも、デーモンも見たし、よしとしますかね…

追記。

これを日記帳に書いた時は、まさかこのグダグダ迷走チームがワールドシリーズを制することになるなんて思ってもいませんでした。ここら辺から松井が好調になって、チームは波に乗りましたね。いやー凄いシーズンでした。
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2009/6/21 Charlie Haden & Ethern Iverson @ Blue Note

『ミズーリの空』を聞いて以来、ずっと憧れていたチャーリー・ヘイデンのブルーノートLiveがあると知って慌ててお出かけ。シートも取らず、立ち見で聞いてみた。

元々リズム感よりも、メロディアスなソロと音色の豊かさが彼の特色だったと思うが、加齢によるリズム感の衰えが著しく、ヨタヨタとした印象を受けてしまったのは残念だった。

一方、Ethan Iversonというピアニスト(浅学にして知らなかったです)はすっごい上手だった。私が今までに聞いたピアニストの中でもっとも凄かったかも知れない。正確で重みのあるタッチが好きだった。

全体の流れは、一番最初はビバップスタイルの曲で、その後は割りと新しいスタイルの曲を扱ったという印象だ。曲の終わりをかっちり決めきれず、流した終わり方になるのが、ちょっと緊張感を失わせてしまうので残念だった。

ともかくもうおじいちゃんだから仕方ないとしか言い様がありません。10年前に聞きたかったなぁ…でも、人生の思い出話を彼がしているときは、マジで格好良かった。「俺が15で音楽を始めた頃、NYCでは誰々が活躍していた頃でね…」とか、そんな語りが長かったのですが、それはもううっとりして聞いてしまいました…

最後に繰り返しになりますが、ピアニストには本当に驚きました。いつかCD買いたいです。
posted by よしき at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする